
記事のポイント:俗に言うスマホ首は、スマホの持ち方や操作の仕方にあります。ひどい肩こりや頭痛はこのスマホ首が原因の可能性があります。この姿勢に陥る原因をわかると肩こり、頭痛が少しでも軽減できます。
もくじ
あなたはのどんなスマホの持ち方をしていますか?
いきなりそんなことを聞かれても意識したことないから、よくわからないという方が多いのではないのでしょうか?
実はイラストのようなスマホの持ち方をしている人はほぼこの姿勢をとっていることがわかります。街中や電車の中など、ちょっと見渡せばこのような姿勢でスマホを見ている人が少なからずいるはず。ではこのような姿勢は何を意味しているのでしょうか?
頭を支える首の骨と筋肉
成人の頭の重さは約4〜6kgと言われています。その頭を支える首ですが、首の骨は7つの椎骨で形成されています。そして首の骨に付着する筋肉によって頭部のバランスをとっています。
下記の図は首の曲がり具合によって、首にかかる負担を示したものです。姿勢が悪くなるに連れて、首の負担が約27kgまで増大していることがわかります。

http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2015/002765.php
引用:日本生活習慣病予防協会より
うつむき姿勢にならないように心がけること
スマホを操作するときは、目線より上に持ちながら操作をすることが重要です。その持ち方によって腕が疲れてくるかもしれませんが、首に負担がかかるよりはマシです。
長時間の作業は避けることや首周りのストレッチ、背骨の運動を行いケアすることも必要です。
・首のストレッチ

首を左右にゆっくり倒す運動を3秒間かけて行います。
首を前後にゆっくりと動かす運動を3秒間かけて行います。
どちらの運動も痛みが出ない範囲でゆっくりと時間をかけて行います。
背骨の運動

ヨガで猫のポーズとになります。四つ這いになって背骨を丸めたり伸ばしたりする運動を3秒間かけてゆっくりと行います。この動きも痛みのない範囲で行うようにします。
スマホを操作するときの注意したい姿勢

視線が前方に向いている良い姿勢

うつむいているため首への負担大きい
上記の写真の通り、左側は目線が前方に向いているため、首が極度に曲がっておらず負担が少ない良い操作姿勢になります。右側は視線が下に固定され、俯いている状態で首が大きく曲がった状態になってしまい、首の負担が大きいです。普段何気なく使っているスマホですが、操作姿勢によって首への負担が変わることがわかったと思います。習慣づいていると長期的に見ると首や肩周りの不調の原因となってしまうため、日々姿勢には気をつけておきたいものです。