
もくじ
はじめに
以前、文章引用時のルールについて述べましたが、今回は画像の引用時のルールについて知っておきたいことをまとめています。この記事を読むことで、画像引用時のルールを知ることができます。
ルールを正しく理解することで、記事を書く際に注意点を守りトラブルを回避することができるでしょう。
著作物と著作権
まず著作権に移るまえに、そもそも著作物とは何なのか確認しましょう。
「思想または感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術または音楽の範疇に属するもの」
引用元:著作権なるほど質問箱より 著作権法第2条1項1号
が著作物の要件となります。つまり、創っている人の考えや思いが入った創作物を通して表現されていることになります。そのため、事実やデータは含まれません。そのほかに表現するということは、手法や作風などのアイデアも著作物には含みません。
上記に該当しているものは、著作権が発生し保護されることになります。
画像を引用する時のルールについて
インターネット上では様々な画像が容易に見ることができ参考にする場合もあると思いますが、著作権があるか確かめずに引用するとトラブルとなる可能性があります。
注5)引用における注意事項
他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。
(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)
引用元:文化庁 著作物が自由に使える場合 引用(第32条)注5より
(参照:最判昭和55年3月28日 「パロディー事件」)
基本的には上記のことに注意し、引用することが必要です。
- 他人の著作物を引用する必要性があるかどうか。
- 鍵かっこなどで自分の著作物と引用物が区別できているか。
- 主体部分より引用部分の方が多くなっていないかどうか。
- 出所の明示されているか。引用元:〜や出典:など。
フリーの素材サイト
筆者が利用している無料の素材サイトを紹介します。商用利用や加工も可能ですので、ブログなどのサイトで画像を使う場合はオススメです。
・イラストAC
無料で利用可能ですが、会員登録が必要です(無料)。ただし、一日に検索できる回数が5回までになります。プレミアム会員の登録では検索回数は無制限でダウンロード制限ありませんが、月額1066円かかります。
・写真AC
こちらもイラストACと同じACワークス株式会社が運営する素材サイトです。無料会員やプレミアム会員の利用可能な機能はイラストACと同じです。
・O-DAN
会員登録なしで利用可能な素材サイトです。写真素材が中心です。商用可能な素材を絞ることも可能なので、利用しやすいです。
おわりに
画像の引用もルールに則って、活用することができるとサイトが華やかになり文字だらけにならず読みやすくなると思います。著作権を無視して画像を利用するとトラブルになる可能性もあるので、気を付けましょう。
筆者が利用しているフリーサイトもぜひ利用してみてください。